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柔らかいJazz喫茶

前回が ちょっと硬いお話だったので 今回は私の自然体に戻してのお話です。

学生時代 アパートから馴染みのパチンコ店に行くのに 商店街の入り口にバイクを止めて
商店街を抜けての出動です。
出勤前に 喫茶店でコーヒーにトーストの昼飯。
一つは「ギタルラ」という店、もう一つは名前は忘れましたがアーケードから一本外れた路地の2階です。
「ギタルラ」は もう今はありません。スキンヘッドのマスターがトレドマークの店でした。
スキンヘッドとはいっても その筋の人ではありません。顔はとっても優しい顔をしていました。
変わった店で BGMは全てギター曲です。
こんな変わった店も その変人振りで結構流行っていたのに なんで閉めたのかな?

もう一軒は名前を忘れた デパート裏の2階の店。看板にJazz喫茶と書かれていましたが
前回紹介したような店とは 真反対の店で 大きな窓からは昼の光が煌々と入り込む明るい店です。

ただ その日は どんよりとした曇り空。アーケードを出ると雨に代わっています。
パチンコ店は屋内 雨が降ろうと降るまいと関係ありません。
厳密にいうと 湿気で台が変わるという人もいますが 私はそこまでの鑑定眼はありません。

「雨か。まぁ急ぐこともあるまい。雨宿りがてらコーヒーでも飲んでいくか」
その日は 晩秋。結構 雨も冷え冷えと感じられ コーヒー以外の温かいものを・・・・・
店内を 改めて見ると カウンターの棚に何本かの洋酒の瓶が並んでいます。
そうか 夜はスナックになるって以前言ってたな。
「あのぅ、お酒ありますか?」
「ありますよ。何がいいですか」
「日本酒ありますか?」
「日本酒?・・・あ、ありますよ」
「お燗して貰えますか」
「お燗ですか、分かりました」

昼からJazz喫茶で燗酒を呑むのを 珍しいものを見るように見ていた 20代のアルバイト店員。
広いJazz喫茶の店に たった一人の客と店員。
言葉少なく しみじみと燗酒を呑む。耳には静かにJazzのメロディー

若い時から オヤジをしていた勘春です。

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