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ばか犬ジョン

今日の お話 途中よりR-18の要素があります。
よい子の皆さん 今日は読まない方がいいでしょう。
どうしても読みたい方は 自己責任でどうぞ。

ばか犬ジョンが 山の家に近づくとリードを振りちぎって 小屋の周りの茂みに消えていきます。
吠えたことがなく どこの誰とすれ違っても 威嚇することはありません。
人を咬むことはないでしょう。

暫く 待っていると茂みから尻尾を振りながら出てきます。
あれぇ、何か咥えてるぞ。
「ジョン。こっちこい」
あぁ 言っても無駄か。ばか犬だ。
でも 大人しく寄ってきます。そして 私の近くでお座りをして その咥えてきたものを私の前に置いたのです。
なんだ。なんだ。
それが一目見て女性のパンツだとわかったのです。

思わず「お前 これ、これ。どうしたんだ?」声が漏れそうになりました。
ジョンを見ると 大人しくお座りをして 私の顔を見上げています。
おっと、俺の動揺した顔みられたかな。犬なんかに主導権を取られてたまるか。
「お前、どこから・・・・・」言っても無駄でしょうが 心の中ではつづやく私だったのです。

まあ 常識的考えると ここに泊まりに来た美大生のものでしょう。
小屋には鍵がかけられ もう帰られたようです。
洗濯したものの 小屋はワンルーム 男子学生の元で部屋に干すわけにいかず
近くの小枝にでも干していたのを忘れて帰ったのかな。

或は 美大生なので 裸婦のデッサンモデルでもしてたのかな。

それとも 美大生とは全く関連なく この地区の下着泥棒さんが 盗んできたものの家には持って帰れず
この近くの木のくぼみにでもその盗品を隠していたものを このジョンが見つけて泥棒の上前をはねてきたのかな。

まあ どれもピンときません。

若い男女です。山の中 夜は酒を呑むしかないのです。
若い男女です。酔った後は・・・・・・・・
ここから先は詳しくは表現しません。
また 人それぞれの好みもあるでしょう。
各自で ご想像ください。
・・・・・・・・・

想像が出来たところで 話を続けます。
何をしたかは 皆さんの想像通りだと思いますが
幾ら若いといっても パンツをはき忘れるほどの悦楽ってあるかぁ?

まあ どちらにしてもこの小屋の関係者のものでしょう。
次 いつ来るか分かりませんが とりあえずドアノブに掛けて帰ったのです。

民宿に帰って夜 お父さんに「昼間 ジョンを散歩に連れていった時 こんな事がありました」
と話すと
「またか、今年は2度目だ」
「そんなに あるんですか?」
「あぁ、ひと夏に3~4回な」
「へぇ~」

そうなんです。このバカ犬ジョンはパンツ探しの名人なのです。
しかも、男物のパンツは一度も咥えてきたことはないそうです。
下着泥棒の戦果品でない限り 男物のパンツもあるはずですが
ジョンは 男物と女物を見分ける分別眼があるのです。

こいつ 本当は頭いいんじゃないのか。
一度 たまたま女性のパンツを拾ってきたら お父さんがえらい喜んで 褒めちぎられたのでしょう。
また時々来る若い学生も 同じく喜ぶ。
だから 喜んで貰おうとパンツを探すようになったのでしょう。

お座りや お手をして あんなもの何の役にも立たない芸やんか。
まして 餌を前に「待て」やって 
そんな餌を前に我慢するなんて 動物界の倫理感に反する所業じゃ。
俺はそんなことするもんか。

大勢に迎合せず 我が世界に生きる。
けど それだけに突っ張らず 吠えることなく 威嚇することなく 主人が喜ぶことは知っている。
世渡りの上手い犬だったのです。
みんが「ばか犬」「ばか犬」と言ってたのを 反って誇りに思ってたような
大変 かしこい犬だったのです。

犬に哲学を教えられた ばか勘春でした。

(予告編)
犬の話をしていたら もう一匹忘れられない賢い犬を思い出しました。
次回は ゴールデンリトリバーのお話です。






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