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ちょうちん

2日前の事です。
夜仕事の帰り ちょうちんを見たんです。
居酒屋・焼き鳥屋の看板ではありません。
子供が ちょうちんを下げていたのです。

私の前の方 若いお母さんが自転車を押しています。
その前かごには買い物袋 後ろには3才ぐらいの子供が乗っています。
その手に持っていたのが ちょうちんです。
えっ、今時ちょうちんってあるんかい?

それは、白いサッカーボールぐらいのちょうちんです。
ロウソクの明かりではなく LEDの電球でしょう。
白く煌々と光っていました。

多分 母親が買い物に行くのに無理やり憑いてきたのでしょう。
その時に ちょうちんを握って
「これ持って行く~ぅ」
「そんなん 邪魔になるだけ。直ぐそこだから持って行っちゃダメ」
「いやゃ、夜なんだから持って行く~」
こんな会話が有ったかどうかは 想像です。

子供は 自転車の荷台で ちょうちんを振っています。
それは 乱暴な振り方ではなく 子供なりの愛でる振り方です。
それは 子供の視線で分かります。←(少々誇張しています)
彼女たちと一寸距離が有ったので 本当の視線は分かりませんでしたが
子の 頭の動きはちょうちんを追っているので とっても気に入っているのでしょう。

私が 幼かった頃 私の故郷では 夏のお盆のお墓参りに行くときは
大人も子供もみんな提灯を持っていました。
お盆の墓参りは 日が落ちて暗くなってからです。
大人は 白の立派な提灯。中には紋入りの提灯もあります。
子供は 子供用の橙色の小さなちょうちんです。
盆踊り会場に吊られている 小ぶりのちょうちんです。
ロウソクを灯して 「振るなよ。静かに持つんだよ」と言われ
恐る恐る 揺れないように揺れないように注意して持っていたのが思い出します。
足元を照らすのではなく ちょうちんが揺れないようにちょうちんばかりに気がいって ちょうちんを見つめていました。

私もそこそこの歳ですが 子供の頃には当然 提灯の時代ではなく懐中電灯はありました。
まして 我が家は街の電器店です。
電池も電球も腐るほどありました。
でも お盆の墓参りは みなさん提灯持参です。
墓参りですから 線香に火を点けたりするのに都合がいいからなのかな?
今も やっているのかな?
ロウソクの火は 頼りなげですが温かい色です。
その揺れる明かりに心が癒されます。

2日前に見たのはロウソクではありませんでしたが
懐かしく こんなことを思い出しました。
普段使いする提灯って何処で買うんだろうか?
と、帰って来てネットで検索しましたが あの子の持っていたような提灯は見つけられませんでした。

あの子が将来 大人になって
「俺(男の子か女の子か分かりませんが) 小さい頃 親からちょうちんを買ってもらって
それを持って 夜近くのスーパーに買い物に行くのが好きだったぁ~」なんて思い出すのかな?

子供に せがまれてゲームソフトやスマホを買い与えるよりは 
バットやグローブ、独楽、いやいや提灯を買い与える方が 思い出造りになるなるんじゃないかと思います。
子育てもデジタルではなく、アナログ、ノスタルジックな勘春です。進歩がありません。
当然のことながら 遠うの昔に子育ては卒業しています。

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