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コミュニケーション

今日は ちょっと硬い話しです。

今日TVを見ていまして番組は終わったのですが スイッチを切ることもなく
チャンネルを変えることも忘れていました。
そこで流れていたのが「手話ニュース」です。
初めて「手話ニュース」しみじみ見ました。
そこで 発見です。

手話ニュースのアナンサーというのか 手話通訳士というのか分かりませんが
彼女の顔の表情が 普通のニュースのアナンサーと比べて 非常に大きいのです。
我々健常者には音声も流れていて 画面を見なければ普通のニュースと変わりないのです。
でも 画面の中の手話アナンサーは 辛い悲しいニュースを伝える時は顔をしかめ厳しい顔をします。
また 時節の挨拶をするときは うんと朗らかな顔になります。
普通のニュースアナンサーは ここまで顔の表情はかえません。
耳の不自由の方には手の動きだけで物を伝えなきゃいけないので この様になるのでしょう。
それは 伝えたいと思う手話通訳士さんの気持ちの表れなのでしょう。

知り合いの看護師さんで 職業上手話を習っている方が居ました。
普通に会話するときは 表情は変わりません。(私を 個人的に嫌だったので無表情だったのかもしれませんが)
しかし、手話になると顔の表情が非常に豊かになったのを思い出しました。

日本語は 表現方法が多彩にあります。それ故に 日本人は顔の表情が乏しい。
その反対に 外国の人は 顔・体の表現が大きいと言われます。

なんとなく分かるような気もします。
落語は 一人で何人もの登場人物を演じ分けます。
それ故に 「あまりにその個人に嵌り込まない様に」と言われる方
「俯瞰して演じているぐらいがいい」と言われる方もいますし
「一人で何人もの演じるのだから それなりに嵌らないといけない」と言われる方も居られます。
この 間合いが難しいのです。

落語と正反対の芸能が文楽です。
BGMで浄瑠璃が流れていますが 主は人形の動きだけです。
人形の動きだけで 喜び哀しみを表現します。
それ故に 人形遣いの方は反対に極力無表情です。
素人の私からすると 人形に悲しい表現をするときは どうしても自分も悲しい顏になりそうになのですが
名人の顔は 淡々と無表情です。
でも人形は 哀しみに沈んでいます。
凄い芸です。

でも私 見たんです。
人形浄瑠璃「俊寛」のTV中継で 名人の吉田〇〇さんが俊寛を演じていました。
俊寛が最後に舟を見送るために丘に登るのですが
そのシーンで 急な坂道を気合を入れて登るんです。
人形(俊寛)は 全身全霊で気を入れて坂を登ります。
その時 淡々とした吉田○○さんの顔が一瞬力んだのです。
あっ、今、吉田さん 気持ちが顔に出た。

私は 当然だと思います。
でも これって駄目なのかな?
その時の 俊寛人形 生きていました。

芸事というものは難しいものです。


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