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ランチ その3

ランチの蕎麦シリーズです。
ただこれは 先週ではなく遠い昔のランチです。

昔 長崎に居てた頃 ある蕎麦屋にランチです。
その店は 町中にひっそりと極普通の民家風な店です。
蕎麦の出てくるのに ちょっと時間はかかりますが美味しい店です。
卓が三つほどだったように記憶しています。
入って蕎麦を待っていますと 二人のご婦人が入ってきました。
お一人は40代ぐらい もうお一人は70代でしょう。娘さんとお母さんなのでしょう。
蕎麦を注文した後 何やらパンフレットを出し色々話しています。
そのうち 我々と目が合い そのお母さんらしき人がパンフレットを持って
ニコニコ笑顔をこぼしながら私の処にやってきたのです。
おっ、キャッチセールか新興宗教なのか?
あの顔して「英会話やってみませぇ~んかぇ~?無料ですよ~」なって言ぅのかな?
ムッとして構えていると
「私たち 旧香港上海銀行の解体に反対する運動をしているものですが 署名していただけますか」
はぁ~?私はあきれて 黙っていました。連れも無視してます。
彼女たちは 口角泡を飛ばし色々説明をしています。
連れも段々と顔が引きづってきています。

とうとう我慢ならず「あのねぇ」←(この言い方 私は心底は 優しいんですよ。自称)
「我々 建築の設計に携わってる者で 上海銀行は保存すべきだとは思っています。
しかし、あなた達運動の仕方、間違っていませんか。署名というものは 同意を得た人にして貰うものでしょう。
こんな 小さな食堂で しかもまだ食事も来てない。待つしかない、逃げどころのないところに署名簿を突き付けて
『署名しろ』と強要、脅迫するんですか?道で署名運動してる方も 道端ですればいいのに、ある人なんか
歩いてる前に立ちはだかって強要するでしょう」
「いえ、強要はしてません」
「それは あなた方が気づいてないだけです。人間なにかいいことをしてると実感してくると視野が狭くなんです。
運動そのものを否定してるわけではありませんが。こんな小さな店、逃げ場の無いところ、
これからの食事を楽しみにしているところで強要は辞めてください」
「すみませんでした」
「私達に 謝るより ここの店主に謝った方がいいですよ。あなた達営業妨害してんですよ」

その店は なかなか一見さんでは入りずらい店でしたので その方がたも馴染みだったのでしょう
店の隅にパンフレットと署名簿を置くように言われていました。

彼女たちの 運動の甲斐あって旧香港上海銀行の解体は免れました。
ありがたいことですが、その日の蕎麦はしょっぱかったです。
食事は 楽しくしたいものです。

蕎麦シリーズで 一寸固くなりましたが 次回からはうんと柔らかいランチシリーズに戻します。
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