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一休さん

TVの「日本の芸能」を見ようとチャンネルを替えると まだ時間前でした。
「一休さん」のアニメが流れていました。
教育TVでありながら一休和尚の漢詩の朗読です。
「夜なんども女を抱き、朝はその女が・・・・・・・・」
現代文では表現を憚るような漢詩です。

私、幼稚園の時 演劇発表で、「一休さん」を演じたのです。
なんで私を抜擢したのか分かりません。
その頃の私は 一休さんとは 
「はしを渡るな」「ならば まん中を」
「屏風から寅を追い出してください」・・・・程度の一休さんしか知りませんでした。

主役ですが 事態の把握のできない年頃です。
上がることはありません。
会場は 小学校の体育館です。
幼稚園から 初めての小学校に行き
控室は 多分理科室ような部屋だったように思います。
ハイテンションです。

「〇〇ちゃん、着替えますよ。衣装は?・・・・えぇ持ってきてないの、なんでぇ~」
私は 60年も前の事ですが、しっかり覚えています。
私は そんなこと指示された覚えはない。そんな衣装見たこともない。

先生達は走り回っています。
私は 大きな机をあっちこっち飛びまって遊んでいます。

そのうち 衣装を持ってきたのか それとも急遽の案なのか 
女の子の黒のプリーツスカートを 袈裟に見立ての舞台衣装です。
「こんな女のスカートなんか着たくな~い」
机から机へ飛び越えての 逃避行です。

まあ、世の中そんなに甘くありません。
机が動いたのか 足が滑ったのか 机の上から転落です。
その時 机の角で口角を切ったのです。
先生たちは 慌てひためいていましたが 傷は大したことなく 

口の横に絆創膏を貼って スカートをはいての舞台です。
思えば これが私の 人生の初舞台でした。

舞台の内容は全く覚えていません。
しかし、その後 私は 同級生のみならず その地区の住民全員から「一休さん」ってあだ名で呼ばれるようになりました。
年は流れて 中学生になって同級生の家に行くと そのお母さんが「あっ、一休さん」

昔は 快く思っていませんでしたが 今になって見ると あれが俺の初舞台だったんだ。
今日の 勘春の始まりだったのかな、と思う今日この頃です。

でも 幼稚園の先生 なんで俺を「一休さん」に抜擢したのかな?
とんちがきいてたわけではありません。
ただ 小さい時から一寸とひねた子供だったので
その辺を 一休和尚と重ねたのかもしれません。

今にして思えば 一休和尚に憧れてる勘春です。
昨日の晩飯覚えていないのに なんで幼稚園の時の事覚えてんだ。

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