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六月歌舞伎

今日は 博多座で歌舞伎鑑賞です。
以前 娘に「歌舞伎行くか?」と半分冗談を言ったのですが
「昼と夜どっち 観たいの?」
「夜。昼の演目は早変わりが忙しくて 頭がついていけなかったから、夜がいい」

いつもは 娘から飼い殺しになっている私ですが 時に妙なことが事が起こるものです。
博多座のチケットを取ってくれました。父の日のプレゼントだったのかな?
ただ1枚だけで 娘とのデートではありません。
娘、家内の好みは海老蔵で 私とは好みが違うようです。

当り前ですが 生の舞台はいいものです。
生の音、生の声はもちろんの事 舞台照明の素晴らしいこと。

TVがデジタル放送になり 映像が美しくなりました。
野球中継の変化球の曲がり方がよく見えます。
しかし、生のライティングの華やかさ 隠微な影、これだけはまだまだTVのモニターでは表現できません。
私の見ているTVが古いからかな?
4Kだの8KのTVなら表現できるのかな?
しかし いくらいいTVでも、見ている自分の部屋の汚さの中では 非日常にトリップするのは無理なのです。

幸四郎の獅子 すばらしかったです。
獅子は 首振りが注目されますが 私は それよりも もっと感動する振りがあります。
獅子が花道から出てきて 途中で立ち止まります。
その時 獅子の髪が波打つのです。
動物が相手を威嚇するときに毛が波打つ あの演出です。
ゾックとして 鳥肌が立ちます。
あっ、この獅子、生きてる。
当り前です。幸四郎(生きた人)がやっているのですから。
そういう意味ではなく 生きた獅子を感じたのです。
その後も 何度か 髪が波打ちます。其のたびに ため息がもれます。

前にもこの博多座に この様なことを感じました。
それは 人形浄瑠璃を見てた時です。
人形が三番叟を踊ってるのを見た時、「あっ、この人形、生きてる」

芸も極めると 演じたものに生命が宿るのでしょう。

私の 落語の中の 定吉・清六・清八・辰っさん・熊さん・ご隠居・・・・これらの人が生きた人になるのはいつのことやら。

今日は 日常をちょっと忘れた宵でした。


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